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どうなる どうする 日本の食シンポジウム
「ひろがれ弁当の日」in山形に800人が参加
 
【主催】
山形大学、山形大学生活協同組合、山形県生活協同組合連合会
【共催】
山形県農業協同組合中央会、山形県漁業協同組合、山形県森林組合連合会
【後援】
山形県、山形県教育委員会、山形新聞・山形放送

 山形大学生活協同組合の創立50周年事業の一つとして、「ひろがれ弁当の日」in山形が、11月3日、山形市の山形大学小白川キャンパスで開かれました。

 子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要であると、各地・各方面で様々な取り組みが行われていますが、山形大学生協でも食育活動の基本を「食の自立」に置き、7つの視点(おいしく楽しく,バランス良く,知識を持って,料理できる,生産地体験,食文化を大切に,自分で考える)で大学生の食育に取り組んでいます。

 しかし、食生活を変えるということは大変なことです。これらの取組を進める中で、幼少時代の食生活の確立が非常に大切なことをあらためて認識し、「ひろがれ弁当の日」in山形を開催しました。「弁当の日」は、子どもたちが献立作りから買い出し、調理、盛り付け、後片付けまでをやり遂げる取り組みです。

<渡邉理事長の開会のあいさつ>

 シンポジウムは、山形大学生協の渡邉誠一理事長の開会のあいさつで始まりました。その後、西日本新聞社編集委員の佐藤弘さんが「なぜ今『食』なのか」と題して、大学生の食の乱れを実際の食事の写真を使って説明。そして、助産師の内田美智子さんが「食卓から始まる生教育」と題して、「性教育は『生教育』。人は人生の中で、男であること、女であることを意識して生きています。その『生』をどう生き抜くかの一部が性です。性を大切にしようと思えば生が大切になります。生を大切にすれば食が大切になります。性と生と食は繋がっていました。」とエピソードを交えながら話し、参加者の心に食の大切さを響かせました。

 そして、「弁当の日」を提唱した香川県の綾上中学校校長の竹下和男さんが「これが元祖、弁当の日」と題して、講演。竹下さんは講演の中で、一つの実話を紹介しました。

 最初、「5才のお子さんをもっていて、自分があと5ヶ月の命だったら、親として何をその子に残してあげるか!?」と参加者に問いかけました。その後、乳がん再発であと5ヶ月の命の母親と5才の娘、そして父親の姿が、映像と文字とBGMのスライドショーで流されました。あと5ヶ月の命を自覚した母親は、残される5才の娘のために、心残りがないように何を残そうと思ったか。自分のことが自分でできるように、風呂洗い、くつ並べ、掃除、タンスの整理、自分の服の管理などなどを教えました。そして、5才の娘には、まだ無理、危ないという気持ちもあったのでしょうが、心を鬼にして、包丁を持たせ、5才の娘に料理を教えることに決めました。ご飯の炊き方、味噌汁の作り方、だしの取り方、野菜の切り方。そうして5ヶ月が過ぎ、5才の娘と父親を残し、お母さんは逝ってしまいました。その後、その5才の娘が、お父さんのために、弁当を作ってあげた・・・。

  そして、竹下さんは、自ら弁当作りに取り組むことで、子どもたちは農家や漁師、食材を運ぶ人など多くの働く大人の存在に気付き、また子を思う親の気持ちに思いが及ぶと話しました。そして、子供はおいしいと褒められたくて台所に立ち、多くを学んでいく。また褒められたいという思いが成長のエネルギーになる。手づくりの料理は、相手への思いやりであり、心の空間を埋める。本物の味覚を持った子どもたちは地域の農業、畜産を支える市民になるなどと話しました。

 参加者は、このシンポジウムを通して、食事を作ることの大変さ、一緒に食べることの楽しさ、そして食への感謝などについて、「食育」について「学び・考え・行動する」きっかけになったと思います。

<会場の山形大学小白川キャンパス第一体育館>

 
 
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