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2015年『協同組合講座』 協同総合研究所岡安喜三郎理事長が講演

ともに生き、ともに働ける、持続可能な地域づくりを!

 

 9月18日(金)、鶴岡市の出羽庄内国際村において、協同総合研究所 岡安喜三郎 理事長による「人と地域に役立つ仕事をおこしながら、現代における働き方を問う、ワーカーズコープの挑戦」と題した「協同組合講座」を開催しました。県内各地域から70名の組合員・役職員が参加しました。

 岡安氏は、ワーカーズコープの歴史は、失業者の労働運動から始まり、1970年代から80年代にかけて自らをヨーロッパの事例に習い自らが作り上げた事業団を協同組合(ワーカーズコープ)と自己規定して始まった。現在、全国に500を超える事業所、12,000人の就労者、304億円の事業高になっていると紹介しました。

 そして、現在、日本の雇用・就労問題は極めて深刻な状況に陥っている。それは非正規雇用の増大、若者の無業・失業の進行に端的に現れている。そして、少子・高齢社会に突入し、高齢者の孤立、老老介護や認知症高齢者の増加など、高齢者をめぐる状況は深刻度を増している。また、長引く不況の中で失業者や生活保護受給者数は増えつづけ、格差、貧困、社会的な孤立が広がっている。こうした社会状況は、子どもたちの成長・発達にも大きな影響を与えていると現状を分析しました。

 そういう日本の社会の中で、生きづらさを抱えた人々(若者、障がい者、生活困窮者)や高齢者、女性、子ども、被災者、I・Uターン者が地域の関心・目的に合わせて仕事を立ち上げる協同組合を立ち上げたら、持続可能な地域社会づくりが可能だと強調しました。

 「協同組合は、人間が平等であると考える人々による、相互扶助のための結合である」との一楽照雄の言葉を紹介し、生きづらさを抱えた人々(若者、障がい者、生活困窮者)や高齢者、女性、子どもという、多世代・多様な人々がともに作り出す持続可能な地域づくりは、(1)多様性を認め、全ての人が力を発揮できる仕組み・環境づくり、(2)地域の課題を見つけ、ともに働き、くらしを支え合う仕事おこし、(3)新たな地域文化・生業継承の仕組みづくりによって可能である。

 その共有価値は、「ここに生きる、ともに働く、地域をつくる」という考え方である。

 協同労働という働き方は、働く者同士の協同、利用者との協同、地域との協同という3つの協同を土台とし、利用者とともにより良き製品・より良きサービスを創っていくという姿勢と立場である。その根本に座る哲学は「労働者は成長する」「労働を通じた人の成長・人間発達」にあると強調しました。

 そして、ヨーロッパの事例に従い、誰でもが地域の関心・目的に応じて協同組合を設立できる協同組合法が法制化されるのなら、日本においては100万人規模の雇用・就労増が可能になる。ワーカーズコープは「競争型経済」とはひと味違う、食・農・環境など地域社会になくてはならない事業の仕事を起こし、「自然との共生、多世代共生型経済」を作り上げたいと述べ講演を締めくくりました。

参加者の感想

  • 多様な市民連帯を協同労働が結ぶというお話はとても興味深くお聞きしました。人間は平等であると考える人々による相互扶助の為の結合である・・・という言葉も心に残りました。今後のいろいろな働き方を考える良い機会になりました。
  • 医療福祉生協から参加しました。地域包括ケアを含め、改めて協同組合の学習をするきっかけとなりました。
  • 生協職員として、毎日、自分の仕事、組合員の方のニーズを探り回っていますが、様々な形の生協があり、『生協』という言葉の意味や本質を知ることが出来たと思います。
  • 「労働者は成長する」「労働を通じた人の成長・人間発達」にある。組合員、利用者と共に取り組みことが、その方法であると思うが、その機会を与えることも重要になっていると思いました。

 
 
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