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2017幹部研修会を開催

イキイキと働き続ける職場づくりの取り組み

福井県民生協の檜原常務が講演

 

 2017年11月10日天童市の滝の湯ホテルで、2017幹部研修会を開催しました。会員より29名の参加がありました。講師として福井県民生協の檜原弘樹常務と小林文人財教育課長にお出でいただきました。

 最初に菅井道也会長のあいさつの後、各会員より「現状と下期にむけての課題」について報告をしていただき、質疑応答しました。

①生協共立社…上期取り組んだヒバクシャ署名で目標の1万筆を達成したこと、またこの間コープ沖縄との交流の中で実現した沖縄の戦跡を訪問、組合員活動で『キッチンシリーズ』の取り組み等が報告されました。事業活動は山形市内の2つのくらしのセンターが近隣に進出した大手スーパーとの競合で計画を達成できていないことが報告されました。

②生活クラブやまがた生協…この間職員の欠員が補充できておらず幹部も配送業務に出なければならない状況が少し改善していることや、組合員が仲間づくりに自らかかわるポスティング活動、またYBC主催の『すこやか』に参加し生活クラブ生協の運動を大々的にアピールできたことが報告された。

③医療生協やまがた…昨年と比較して入院患者の減少(年度変わり4月に一斉に退院し、市内の介護施設に入所)し事業収入と事業剰余計画とのかい離(9月末でマイナス9100万円)が大きいこと。また仲間増やし、出資金増強の課題は大口の脱退があり増加分が追い付いていないこと。後半に向けて、経営改善と組織強化、特に組合員債の募集を計画通り行う事、後継者育成、特に医師、看護師、介護士。また第7次中期計画の策定が課題であることが報告されました。

④酒田健康生協…旧診療所の解体費用が1億2千万円の特別損失を昨年度形状しているが、今年6月に解体工事を終了したため当年度分が2千万円程度あること、医療分野は好調に推移しているが介護分野が苦戦していること、増資は脱退等で純減になった。後期に向けて組合員拡大と職員教育に重点を置くことが報告されました。

⑤山形県学校生協…児童生徒数の減少にあわせて小中学校の教職員が減少しているため、組合員が減少していること、上期は昨年とくらべて赤字幅が大きくなっていること、下期は重点商品の提供があるので年度では黒字の見通しであることが報告されました。また、小中学校現場の状況について組合員である教職員の多忙さ等が説明なされました。

⑥山形大学生協…自宅から通学する学生の割合が増えたことで新学期の利用減少や日常の店舗、食堂利用が減っている事が報告されました。下期にむけては第8次中期計画策定の準備を行うことと、東北地方の大学生協で実施する労働条件の統一を行うことが説明されました。

⑦余目町農協…農協自己改革の現状が説明され、またこの間の公取委の調査について説明されました。今後農協の信用業務と正組合員と準組合員の制度的扱いについて注視していく必要があることが報告されました。

⑧やまがた福祉生協…やまがた福祉生協の行っていることや組織規模、運営内容について説明があり、今年度、2017年から2025年の中・長期計画『やまがた福祉生協夢ビジョン』を決定したことが報告されました。

 休憩をはさんで、福井県民生協の檜原弘樹常務と小林文人財教育課長より、イキイキと働き続ける職場づくりの取り組みについて講演していただきました。

福井県民生協 檜原弘樹常務の講演

 福井県民生協で行っている様々な取り組みの中で、働いている職員の満足度を上げること、そのための制度について講演していただくなかで、イキイキとした職場づくりに向けた施策は時間外労働削減、体制の安定化(中途退職者を減らすための施策)の他、役員や管理職が職員の声を聴く取り組みが重要との指摘をいただきました。労働組合のない福井県民生協では役員、管理職が毎年実施している労働条件説明会の開催、職務ややりたい仕事の自己申告制度、職員の満足度調査(年1回の実施)、GPTW社の調査(2016年度実施)、職場単位の衛生委員会、労務相談員の配置などについて具体的に説明いただきました。

 職員満足度を上げることは生協の理念政策に共鳴して仕事する『コアパーソン』を職員の中にどう増やしていくか、またこの比率は上司の評価項目になっていることなどを紹介いただきました。コアパーソンの比率は高い職場で60%、低いところでは25%と差があることも紹介されました。採用後3年から5年の職員の退職率が高いことを受けて、役員と直接話し合いを行う役員と語る会の運営、アイディア提案制度(これには提案1件百円、採用された場合1件千円、年間合計600万円の報奨金をかけている事)、時間外に開催される県民生協版の経営塾の開催、全職員(店舗、介護のための出勤者除く)対象の年賀会、職員同士の飲み会に補助金を年2回まで出すこと、全職員の顔写真入りの職員録の作成し全員に配布する(現在は事業所に1冊に配布しているとの事)など、コミュニケーションをよくするための工夫が説明されました。

 また職員が対組合員との関係で運営に参加する方法の一つとして、その業務に精通したマイスターの認定制度も行っています。こうした取り組みの中で檜原常務が強調されたのがこうした取り組みを続ける事でした。職員満足度調査とコアパーソンの取り組みは10年以上続けてデータをもっていてその効果測定ができていること。また2016年のGPTW社の調査は生協部内の評価を外部評価も行うことで客観性をもたせているとのことです。

福井県民生協 小林文課長の報告

 小林文課長からは満足度調査、役員と語る会、マイスターの認定等についてさらに具体的に説明していただきました。こうした企画は『コミュニケーションラリー』という制度で、職場単位で参加できるよう工夫しているとのことです。最後に職員にバースデーカードを送っているなどその徹底ぶりに参加者全員関心をもったと思います。

 お二人の講演の後に質疑を行い大友県連専務理事の閉会の挨拶で幹部研修を終了しました。

【参加者の感想】

◯組合員と職員の満足度を両輪にしていくための具体的な各制度や施策など多岐にわたり常に取り組みされている事が勉強になった。参考にできることが大いにあった。ありがとうございました。

◯職員満足度調査は実施したいと思います。現在、職員は不満だらけで元気がありません。傾聴、感謝、ほめる、祝う(子育てにも通じますね)をポイントにまずは職員の声を聴いて、コミュニケーションの場を増やし、その結果組合員も元気になり仲間も増えていくという流れをつかみたいです。マスター制度もすぐにでもできそうです。ありがとうございました。

◯職員の声に耳を傾け、運営に活かして職場の活性化に繋げていくという取り組みはとても参考になった。またこうした取り組みを継続することが職員や職場風土そのもののマンネリ化を回避し、常に活気ある職場づくりを実現できるのではないかと感じた。

◯いきいきと働き続ける組織づくり人づくり大変参考になりました。福井県民生協の活動の視点が大事なのではないかと思う。働き甲斐のある組織づくりに本格的に取り組みたい。協同組合のキーパーソンを教育し集団化することが大事だと思った。

◯職員満足度に着目した経緯から伺うことができ、とても良かった。職員の声を聴く仕組みづくりがとても手厚い事に驚いた。

 
 
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